Boulangerie Charme

世界最大の吊橋・明石海峡大橋があり、神戸市の人口約15%を占める人気エリア垂水（たるみ）区にあるブーランジェリー。最寄駅から徒歩約18分の住宅街にひっそりとたたずむパン屋さんですが、近隣・遠方問わず、お客さまが訪れます。一日50〜60種類ほどのパンが並ぶので、きっとお気に入りが見つかるはず。ベビーピンクの外壁と、お子さんが描いた絵をベースにしたかわいらしい看板が目印です。

兄弟で焼き上げる絶品スコーンをお試しあれ

弟がパン職人、妻もパン職人、いとこも元パン職人という、気がついたらパン職人一家になっていたオーナーシェフの木村です。今は弟と一緒に働いています。店名「シャルム」は、フランス語で「魅力」を意味する言葉。ワクワクするパンがたくさん並んでいて、お客さまにとって魅力的なひと品が見つかるお店にしたいと思い名づけました。食パンとフランスパンをモチーフにしたロゴと「charme」という文字は、当時3歳だった長男の作品です。それを妻の友人のデザイナーさんが、いい感じに仕上げてくれました。僕がつくるパンは、おいしさ至上主義。質がいい小麦なら国産も外国産も使いますし、つくりたいパンに合わせたベストな製法、素材、材料をセレクトしています。あえてこだわりを挙げるならサイズ感。女性のお客さまが多く、せっかくならいろいろな味、種類のパンを楽しんでほしいと思っているので、小さめにつくっています。 おすすめは、十勝産牛乳100%の生クリームを練り込んだスコーン。粉100に対して生クリームを120入れていて、水分は全部生クリームです。お店でも「あれ、うちってスコーン屋さんだっけ……？」と思うほど売れる大人気商品！ クリームの味に負けないフランスパンと同じ粉を使い、熱風をファンで循環させるコンベクションオーブンで焼き上げています。サクサク&フワフワの独特の食感が楽しめるので、何も言わずに一度食べてみてください。思い入れがあるのは、生地づくりに苦労した「7種のフルーツとクリームチーズ」。自家製酵母とイーストを併用した生地で、根づよいファンの多いパンです。僕と弟がつくるパンの中から、あなたにとって魅力的なひと品が見つかりますように。そしてパンを食べている間、しあわせな気持ちになってもらいたいです。語り手：オーナーシェフ　木村 敬史