パントレプレナー

神奈川県川崎市にある、後継者のいないパン屋さんの店舗と機材を引き継いで、新しい業態で生まれ変わらせたパン屋さん。店頭では冷凍と常温、お客様のニーズに合わせた2つの方法でパンを販売しています。町のパン屋さんらしいレトロな店舗デザインと、冷凍パンを連想させるアクアブルーのオシャレな屋根が対照的。店頭のレンタルスペースでは、さまざまなアーティストの作品を販売しています

2カ月間試作を繰り返して完成！思いの詰まった“冷凍だからこそおいしいパン”

こんにちは、「パントレプレナー」オーナーシェフの新井です。店名は「パン」と「アントレプレナー」（英語で起業家の意味）をかけあわせた造語で、自分がチェーンベーカリーから独立した起業家であることと、“起業したい人を応援するお店になりたい”という二つの理由で、この名前にしました。 チェーンベーカリー時代、冷凍パン事業の立ち上げを任されていたのですが、諸事情によりなくなってしまって……。でも冷凍パンには大きな可能性を感じていたので、独立しました。お店をオープンするまでは、試行錯誤の連続。常温で販売する用につくったものを冷凍するのではなく、冷凍することを前提に“いつでもおいしく食べられるパン”をつくりたかったので、ひたすら試作を繰り返しました。2ヶ月ほど毎日試食し続けてわかったのは、いかに水分を閉じ込めるかがカギだということ。やっと納得できるものができたので、ぜひ食べて感想を聞かせくださいね。 オススメは、オリジナルのもちっぱんシリーズ。食パンと同じ生地を使い、ムチムチッとした食感に仕上げているので、自然解凍したら少しトーストして、何もつけずにそのまま召し上がってみてください。さまざまなフレーバーの中で、人気なのは「紅茶キャラメル」。午後には完売してしまうほどです。 私はパントレプレナーのパンがあることで、お客様の限られた時間を有効活用して欲しいと思っています。。忙しい方のご自宅にあれば、買いにいく時間がいらないうえに、焼きたてのようなおいしいパンが、好きなときに食べられますよね。慌ただしい日々に心が疲れたら、パントレプレナーのパンを食べて、しあわせなひとときを味わってください。 語り手：オーナーシェフ 新井壽基